財形貯蓄とは、簡単にいうと、財産を形成するための貯蓄のことです。
ひょんなことから、その財形貯蓄をしている金融機関を変更することになりました。
変更先となる金融機関は、ゆうちょ。
気になったので、ゆうちょの財形貯蓄がどんなものなのか、調べてみました。
ゆうちょでの正式な名称は、財産形成貯金というようです。その財産形成貯金には、3つの種類があります。
1つが、財産形成定額貯金。この財産形成定額貯金の特徴として、預入れした日から1年間は払い戻しができません。そして、3年以上預入れすりることが条件になっています。預入限度額は550万円ですが、他の財形商品との合計なので、その点は注意が必要ですね。
2つ目が、財産形成年金定額貯金。文字通り年金のための貯金です。この財産形成年金定額貯金の最大のメリットは、非課税であること。しかし、最後の積立の終了後に届く財産形成年金貯蓄の非課税適用確認申告書を提出しないと、課税扱いになるので、注意が必要です。また、預入れした日から半年間は払い戻しができず、5年間預入れすることが条件になっています。
3つ目は財産形成住宅定額貯金。これは、住宅購入するための貯金ですね。この財産形成住宅定額貯金のメリットは、先ほどの財産形成年金定額貯金と同様、非課税であること。しかし、「住宅の取得または増改築の費用に充てるための払戻し以外の払戻しを行った場合、財産形成貯金担保貸付けによる貸付金を返済期限までにご返済いただけなかった場合等には、課税扱いとなり、支払済みの利子についても5年間遡って20.315%の源泉分離課税」となるので、要注意です。
年金や住宅のための財形貯蓄の場合、非課税という利点があります。しかし、用途が限られているので、選択は慎重に行うほうがいいようです。
あと、書き忘れてましたが、財産形成定額貯金と財産形成住宅定額貯金の二つについては、「勤労者退職金共済機構や住宅金融支援機構・沖縄振興開発金融公庫による財形持家融資が」、「財形貯蓄の合計残高の10倍相当(最高4,000万円)まで受けられます。当然、融資を受けるには審査がありますが。
そういったメリットもあるので、将来、住宅の購入を検討しているのであれば、そういったことも考慮して財形貯蓄を選ぶのもいいかもしれませんね。