新型コロナウイルスの影響で、住宅ローンを払う予算が足りず、マイホームを売却。そういう方が増えているそうです。
そんな中、マイホームを売却するのであれば、競売よりも、任意売却のほうが高く売れる、とのこと。そんな内容をテレビで見て、私も、母が一人暮らししている実家があり、気になったので調べてみました。
実際、任意売却のほうが、高く売れる。それは事実のようです。
しかし、その任意売却にもデメリットはあります。
それは、住宅ローンの滞納が1~2か月程度ではできない、ということ。実際に、任意売却をするには、数か月の滞納の期間がないとできないようです。
そうなると、当然、連帯保証人の方にも連絡が行くので、そちらからのプレッシャーも発生します。また、任意売却を実施するには、連帯保証人の同意も必要になるそうなので、事前に同意を取り付けておく必要があります。
また、任意売却は、ガイドラインなどが制定されていないようです。なので、任意売却を依頼するときは、依頼する業者が信頼できる業者なのかどうか、後悔することのないよう、慎重に見極める必要があります。
では、任意売却のメリットは、というと、先ほど書いたように、マイホームが高く売れる、というのが一点ありますね。また、任意売却であれば、マイホームを売りに出したとしても、周囲の住民の方に「高く売れたので」と説明ができます。
そして、これが一番抑えてほしいポイントでもありますが、通常の不動産売却でかかる、登記料や測量費用、仲介手数料などが、自宅を売却した代金から支払うことが認められているので、売買価格の3~5%程度の諸経費を負担せずにすみます。
ちなみに、任意売却をできるタイムリミットは、競売開札の前日。競売開始の通知が来てからでも、任意売却は可能ですが、時間に余裕はあまりないです。かつ、先ほども書いたように、ガイドラインが制定されてないので、任意売却の際のトラブルが発生している、という事実もあります。それだけに、失敗することのないよう、慎重かつスピーディに対応する必要があります。