細かいものが見づらくなったり、視界がほやけるようになったら、ルテインがいいらしい。そんな話を聞いているときに、見つけたサイト。
https://www.oyaeye.com/2018/03/26/981/
眼科の先生が、サプリメントについて書かれているコラムです。
以下に、引用します。
(引用、ここから)
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2018.03.26
サプリメントについて
「ブルーベリーやルテインなどのサプリメントは目に効くのですか?」と患者様に聞かれることがあります。
2015年「新機能性表示」と呼ばれる新制度が導入されました。疾病の治療効果、予防効果を示唆する表示は認められませんが、「目に良い」などの表示なら許容されるよ
うになり、ブルーベリーやルテインなどのサプリメントの宣伝は一層盛んになっています。薬局で購入できる一般医薬品や、トクホといわれる特定機能食品は国の審査を受け
なければいけません。
しかし、サプリメントは薬のような外見をしていますが健康食品の一種として扱われており、届け出だけでよく、厳密な科学的根拠は不要です。また、薬のような臨床試験は通常行われていません。健康食品を利用するのは消費者の自由ですが、過剰な摂取は逆効果や副作用を引き起こす可能性があります。病気の治療や予防については医師の意見を聞いて、サプリメントを利用する場合は過大な期待をせずに、希望者は自己責任で上手に利用するという姿勢が必要だとおもわれます。
以下に目に関係しているサプリメントについて解説します。
・ルテイン
ルテインやゼアキサンチンはカルテノイドと呼ばれる黄色色素の一種で、ほうれん草やブロッコリーなどの緑黄色野菜に多く含まれる成分です。
目では黄斑と呼ばれる網膜の中央部に存在しています。黄色色素は網膜に有害な青色光を吸収し、活性酸素を除去すること(抗酸化作用)で網膜の細胞を守っています。
ルテインやゼアキサンチンは加齢や喫煙、紫外線を浴びることにより減少しますが、体内で作ることができず、食事からの摂取が必要です。しかし食事だけで充分な量を毎
日摂取するのは大変ということでサプリメントで補う必要があります。
加齢黄斑変性という病気の進行予防にルテインや各種ビタミン、ミネラルが効果かあるという大規模な調査が米国で行われました。この調査は医学的にも信頼できる調査で、
この結果に基づき日本眼科学会から加齢黄斑変性発症予防のために、日本人向けにルテイン、ゼアキサンチン、ビタミンC、ビタミンE,亜鉛、銅を配合したサプリメントの摂取が推奨されています。
・アントシアニン
アントシアニンはぶどうの皮やブルーベリーなどのベリー類、小豆や黒豆の皮などに含まれる、赤・青・紫の色素で強い抗酸化力をもつポリフェノールの一種です。
第二次世界大戦のイギリス空軍のあるパイロットの好物がブルーベリージャムで、そのおかげで夕暮れでも物がはっきりと見えたという逸話をご存じでしょうか?
しかしこの逸話は、実はレーダーの性能を敵国ドイツに知られないようにするための方便でした。しかも、その当時、夜目に効果があるとされていたのは「ニンジンのカロチ
ン(ビタミン A)」であり、ブルーベリー(のアントシアニン)ではなかったのです。その後、「ブルーベリーが目にいい」という“常識”が世間で幅を利かせるようになってきましたが、医学的な根拠は未だに証明されていません。夜間視力のブルーベリー効果はプラセボであるという論文も出ています。以上から、私の見解としてはブルーベリー(のアントシアニン)は抗酸化作用はあるものの、積極的に摂取した方が良いとお勧めできません。
・アスタキサンチン
アスタキサンチンは天然の赤い色素で、サケやカニ、エビなどに多く含まれるカルチノイドで強力な抗酸化作用があると言われています。このアスタキサンチンという成分が
眼精疲労に効果があるということが最近報告されています。
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(引用、ここまで)
こうやって読んでみると、ルテインが目によい、というのは、医学的にも証明されているようですね。
私自身、最近老眼になってきたのか、細かい文字や、近いところの文字が見づらくなってきました。
できれば、眼科に行きたいのですが、新型コロナウィルスの影響を考えると、あまり病院に行くのはできれば避けたいと思い、行ってません。
なので、ルテインを多く含まれたサプリメントで対応しようと思っています。